文明崩壊―滅亡と存続の命運を分けるもの〈上〉

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文明崩壊―滅亡と存続の命運を分けるもの〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794214645
  • NDC分類 209
  • Cコード C0022

出版社内容情報

ピュリッツー賞『銃・病原菌・鉄』の著者による2005年度全米ベストセラー、早くも日本上陸!壮大なスケールで解き明かされる滅亡の法則。

イースター島やマヤ文明など、消えた文明が辿った運命とは。繁栄が環境に与える負荷の恐るべき結末を歴史的事例で検証し文明存続の道を探る。

内容説明

盛者必衰の理は歴史が多くの事例によって証明するところである。だがなぜ隆盛を極めた社会が、そのまま存続できずに崩壊し滅亡していくのか?北米のアナサジ、中米のマヤ、東ポリネシアのイースター島、ピトケアン島、グリーンランドのノルウェー人入植地など、本書は多様な文明崩壊の実例を検証し、そこに共通するパターンを導き出していく。前著『銃・病原菌・鉄』では、各大陸における文明発展を分析して環境的因子が多様性を生み出したことを導き出したが、本書では文明繁栄による環境負荷が崩壊の契機を生み出すという問題をクローズアップしている。ピュリッツァー賞受賞者による待望の書。2005年度全米ベストセラーの全訳である。

目次

プロローグ ふたつの農場の物語
第1部 現代のモンタナ(モンタナの大空の下)
第2部 過去の社会(イースターに黄昏が訪れるとき;最後に生き残った人々―ピトケアン島とヘンダーソン島;古の人々―アナサジ族とその隣人たち;マヤの崩壊;ヴァイキングの序曲と遁走曲;ノルウェー領グリーンランドの開花;ノルウェー領グリーンランドの終焉)

著者等紹介

ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド][Diamond,Jared]
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、生物地理学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。前著『銃・病原菌・鉄』(倉骨彰訳、小社刊)はそれらの広範な知見を統合し、文明がなぜ多様かつ不均衡な発展を遂げたのかを解明して世界的なベストセラーとなった。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、現在は同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会の会員にも選ばれている。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス国際賞など受賞は多く、『銃・病原菌・鉄』ではピュリッツァー賞を受賞している

楡井浩一[ニレイコウイチ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

68
継続読みしている筆者モノ~分析手法と言い、題材と言い、客観的かつ冷静な語り口は非常に好み。難解・煽情的な表現が無い事もあり 脳にすとんと来る。分厚いがダレず読み通せたし、下巻への気力もキープ。世界史上の9ポイントを史実を踏まえ 驚くほどの精緻な解説~アメリカ西部渓谷の盛衰/イースター島などポリネシア諸島滅亡へのプロセス/中南米遺跡から見た崩壊への途/ヴァイキング、グリーンランドが歩んだ中世以降の入植の光と影。山ほどメモを取ったものの逐一レヴューにあげる事は好まないので「充実出来た読書❣」とだけ述べたい2022/03/20

tama

30
イースター島やマヤ文明、グリーンランドのヴァイキング植民地がなぜ消滅したのか、についての科学的論拠に基づく相当信憑性が高そうな推定。どこでも必ずついて回るのが人口増大-農地拡大-森林破壊-土地浸食-飢餓。今でも同じことが世界中で起こっているのがたまらん。2013/03/27

akira

29
久しぶりのジャレド・ダイアモンド。 圧倒的な情報量。だが科学的データを元にした考察がその当時の現象を映し出す様は本当におもしろい。 三百以上の巨大石像を作り出す能力があったイースター社会。古代マヤ文明。巨大文明も滅ぶメカニズム。 ふと思い出すと、この2000年代に生きる自分たちも、たかだか数百年程度の文明興隆の最中にいるにすぎないということ。繁栄と崩壊を繰り返してきた世界。我々の崩壊の兆しも見てみぬふりはできまい。 「いつか後世の旅人が、ニューヨークの摩天楼の朽ちゆく姿に見とれる日が来るのだろうか?」2015/12/24

keitastyle

23
考古学的なもの、ミステリー、詳しく解析しちゃう的な感じがナイス(╹◡╹) 読むの楽しい(╹◡╹)2019/02/14

ようはん

20
先に読んだ盛本昌広「軍需物資から見た戦国合戦」では戦争における森林資源の大量消費と枯渇を防ぐ為の保全活動が紹介されているが、本書においては森林資源を保全する術を持たず資源の枯渇が日常生活にまで支障をきたすまでに至った末に滅びていった文明の事例がいくつか紹介されている。資源の枯渇だけでなく気候の変化等の要因もあるが、著者は現代文明においても将来起こり得る事であると警鐘を鳴らしておりここ近年の異常気象や環境破壊、コロナウィルス流行等の現状を考えると一人一人が危機感は持たなければならないと感じる。2020/10/03

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