果てなき渇望―ボディビルに憑かれた人々

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209757
  • NDC分類 781.5
  • Cコード C0095

内容説明

本書は、三島由紀夫のエピソードに始まり、現役のコンテストビルダー、女子ビルダー、ステロイドビルダー、そして高齢者ビルダーまでを対象に数年間におよんだ取材を通じて、ボディビルダーの意識の深淵を描いたナンバー・スポーツノンフィクション新人賞受賞作家の鮮烈なデビュー作。

目次

プロローグ 筋肉の呪縛
第1章 コンテスト
第2章 女子ビルダー
第3章 禁止薬物
終章 生涯をかけて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ありこ

6
ボディビルダーを見ると、とても愉快な気持ちになる。元気が出ない時にはボディビルの動画を見る。異様な筋肉を見せ付け、誇らしげな笑顔を向けてくるその姿に心が癒されるからだ。そうしてボディビルに興味を持って、本書を読んだ。限界を越えたトレーニングや、厳しい食事制限を続け、肥大した筋肉を求めるビルダー達の姿に、純粋な努力を続ける美しさを感じた。全く筋肉が動かなくなる、本当の限界まで筋肉をいじめ抜かなければ巨大な筋肉は手に入らないという。No pain no gain 虎穴に入らずんば虎児を得ずということ。痺れた!2015/02/10

しょうじ

2
2000年出版といえば四半世紀ほど前の著作。1990年代スポーツジムに通い筋力トレーニングに勤しみどうやったら筋力が効率的につくのかとボディビル雑誌などをつまみ読んではいた。当時からボディビルというは独特のストイックさを持っており筋トレの延長線上のモノとは思えなかった。本著での日本のトップビルダー達の日々の鍛錬と食事、生活で少しずつ少しずつ筋肉を獲得し更に筋肉を求めて己を追い込んでいく鬼気迫る様子には”やっぱりビルダーは何か世界観が違う”という感想を得る。驚異の世界。トップビルダーには尊敬しかない。2024/05/02

桃瀬はすみ

2
ボディビルの実態に容赦無く踏み込んだ傑作。著者が専門家レベルではないせいか、ところどころに拙さは見受けられるも、ここまで高い完成度で纏め上げた力量には脱帽。この当時から高齢ビルダーとして紹介されていた金澤利翼氏の挑戦が未だに続いているという事実に、しばし時間感覚が混乱させられる。アナボリックステロイドを扱った第三章については某筋肉博士の旧ブログも併せて読みたい。2019/09/04

takezo

1
コンテストビルダー、女性ビルダー、ステロイドビルダー、高齢者ビルダーについて書いてあります。 個人的に印象に残ったのは、やはりステロイドビルダーについてです。 筋肉のためにここまでするのかと、驚くとともに感心してしまいました。 2018/01/19

Shun'ichiro AKIKUSA

1
やや古いが逆に90年代の貴重な資料となっている。2016/10/31

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