レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈下〉

レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794209474
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0030

内容説明

奇妙な事実がある。マクドナルドのある国どうしは、戦争をしないというのだ。なぜか。マクドナルドはまさにグローバル化のしるしであり、グローバル化世界の価値観は、問題解決の方法として「戦争」を好まないからだ。世界はすでに国家の論理ではないものによって動きつつある。二十四時間市場は、ネットワーク上の無数の多国籍投資家たちに支配され、もはや誰もコントロールしきれない。オリーブの木に象徴される旧い価値は、絶え間ない紛争を生んできたが、一方では文化や社会の安定ももたらしてきた。そして、グローバル化はそれらを破壊しようとする。新旧の価値が衝突するなかで、変化の巨大なうねりが世界を覆いはじめた。このうねりを乗り越えるための条件とは何か。

目次

第2部 グローバル化システムに接続する(戦争とマクドナルドの不思議な関係;持続可能なグローバル化;勝者がすべてを手に入れる)
第3部 グローバル化システムへの反動(グローバル化への反動;うねり、または反動に対する反動)
第4部 グローバル化システムとアメリカ(合理的な活況;革命はアメリカから;破滅に向かうシナリオ;前へ進む道)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

20
人々のグローバル化への反応は、この本が書かれた20年ほど前とあまり変わっていないと思いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、グローバル化が一時期よりも後退しているためかもしれません。当時、世界で実質的に一強だった米国に関する記述の主語だけを中国に置き換えて読んでみたところ、しっくりこない箇所が多くありました。両国の価値観の違いの輪郭が見えたように思いました。2021/04/15

中年サラリーマン

12
「グローバル化は普遍的な公式なり」ととうとうと無邪気に語る。著者がアメリカ人だからか?他の国はグローバル化しないと儲からないからどういう風に受け入れようかと考えながらも実はアメリカ式と気付いているから言葉にならない違和感があるのに、無邪気に「普遍的ないいシステムなのに何で取り入れないの?」とくる。苦笑されていることに気づけてない感じかな。2013/12/29

takao

2
ふむ2023/09/09

夢民

2
最後のほうのアメリカ褒めがアメリカ人のオリーブの木なのだろう。まったく歴史というものがない、アメリカにとって発端者である、自分たちが英雄であるというところがアメリカの唯一オリーブの木である。2011/03/09

東隆斎洒落

0
2001.10読了

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