内容説明
前著『ひ弱な男とフワフワした女の国日本』が上梓されてから一年半が過ぎた。その間に日本の状況は一段と悪化した。経済がではない。人の生き方といったものがである。とくにお受験ママの狂乱ぶりは目に余るものがあり、その一方でしつけのまったくできていない子どもたちがぞくぞくと登場し、ついには学級崩壊にまで立ち至っている。なぜこんなことになったのか。日本はどうなるのか。英日での教授体験をふまえながら、日本の危機の根にあるものを明らかにする。
目次
腐敗にもいっこうに悪びれない人たち
平然と嘘をつく人たち
ブランドに狂う人たち
子どもにエネルギーをそそぐ母親たち
母親に支配される男たち
女性の能力をダメにする男たち
家事を分担させたがる主婦たち
しつけを放棄する母親たち
大家族を求める子どもたち
あまりにも幼稚な大学生たち〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しわじい
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敗戦後の親は、それまでの価値観を否定された。焼け野原を見て金持ちになることが、その時の子供たちへの償いの気持ちだった。だから働いた。お金のために働いた。そして、経済的には何の問題もない裕福で平和な生活をおくれるようになった。ただ現実には気が付かないうちに、恐ろしい問題が密かに進行していた。 この世の中で大切な物はお金。お金を人よりも多く得ること。人のことなんかかまっちゃいられない。お人好しで、自分だけが貧乏するなんてもってのほか。そんなところから、世の中が歪んできてしまったんではないか。 1999/03/27
麻野なぎ
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なんか、かなりの部分で、意見が合わなかった。2017/05/22
のびこ山
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イギリスって身分社会だけど、いい国だなと思わせる一冊。 内容は少し古いかな。2016/08/08
愛希穂
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後で2011/02/17