クォークとジャガー―たゆみなく進化する複雑系

クォークとジャガー―たゆみなく進化する複雑系

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  • サイズ B6判/ページ数 451,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794207746
  • NDC分類 404
  • Cコード C0042

内容説明

サンタフェ研究所による複雑系研究の成果を、その中心にいる著者みずからが披露。世界を複雑系としてとらえることで、知の行きづまりの打開をはかり、複雑な現実の世界を理解しようと試みた、知的刺激に富む書。

目次

1 単純なものと複雑なもの(プロローグ―ジャングルでの出会い;発端;情報とおおよその複雑度;ランダム度 ほか)
2 量子宇宙(量子宇宙における単純さとランダム性;量子力学の現代的解釈―量子力学と古典近似;量子力学とたわごと;クォークやその他もろもろ ほか)
3 選択と適応度(生物の進化などで働いている選択;学習から創造的思考へ;迷信とスケプティシズム;適応スキーマと適応不良スキーマ ほか)
4 多様性と持続可能性(脅威にさらされている多様性;より持続可能な世界への遷移;結び)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

赤い熊熊

6
素粒子物理学の話やらオカルトの話やら様々な話を経て、生物多様性や文化の多様性を維持するために、どうすれば良いのか、ユートピアのような実現不可能に見える課題を非線形の統計物理学で何とかしたい、という主張で終わり。2015/10/11

まつど@理工

3
僕は『養老孟司の大言論』から「科学において分かることとそれらを用 いることでどんな影響がでるかは分からない」みたいなことを学んだ。今のスピリチュアルブームは「科学において分かる」ということすら分からない人が多いことにも起因する。//複雑系へのアプロー チは数学的にもゴタゴタになるというだけで、基本は線形を用いた近似の発想なのかな。(複雑祭りは来年に予定//44,63,124,298,328,338,351,354,3702013/08/17

いきもの

1
主に複雑適応系、素粒子物理学、生物(や文化、環境の)多様性の3つについての本。ノーベル賞を受賞した専門の素粒子物理から生物学まですごく博識です。あと複雑系での「複雑」という意味について語られていてとてもよかった。そういう定義ってとっても重要だと思います。素粒子物理学や超ひも理論は頭がこんがらがる一方だったけど。2010/11/18

U-tan

0
ゲルマンによる科学的雑談.中高生向け?2014/10/29

モモのすけ

0
1998年2月読了。「全体はその部分の総和以上のものである」「持続可能な質を維持するためには、地球全体を意識するような進化と、文化の多様性とが折り合わなければならない」

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