出版社内容情報
「中学に入ってから、ホントにムカついてばっかし。」――みのりの心をわかってくれるのは叔父の通ちゃんだけだとみのりは思う。揺れうごく多感な時期の少女の姿を、若い作者が鮮やかに描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
10
中3の娘が、夏休みの読書討論での題材になってる本と言って見せてくれた。 思春期の子どものわけのわからない苛立ちや自分への葛藤など、とても読みやすいし今風なんだけど、とてもしっかりした本だと思う。 短編なので、一気に読んでしまいました。 後で、娘に読んだ感想を聞いたら、ミンの気持ちがよくわかると。私は、通と親の気持ちがわかる。大人の目線でなく、子どもの目線がわかってよかった。2012/07/10
じゅじゅじゅ
4
1月の読書会で読む本。思春期。2020/12/24
クロメバル
3
思春期の女の子のややこしい心。2019/12/31
ゆっこ
3
知人から子ども向けのおすすめ本を聞かれ、迷わずこれに。 短くて読みやすいし、主人公(13歳・中1女子)の気持ちが今どきの子どもたちには共感できるだろう。 主人公みのりのわけの分からない苛立ちや怒りは、先生や親のような大人だけでなく、まわりの友だちにも向けられるし、自分のことも好きになれない。 唯一心を許せるのは、叔父で漫画家兼イラストレーターの通ちゃん。 通ちゃんは干渉も説教もしないし、だらしない大人だ。この叔父の、子どもとの距離感が良いなと思う。 思春期のとんがった呟きがリアルだが、読後感は凄く爽やか!2014/05/27
わたし
2
国語のテストの問題に出て、気になり探したらこれがあった。全文が読みたくなった。2015/12/02