内容説明
近年、食中毒事件、牛肉不正買上問題、自主点検記録の改竄・隠蔽などの企業不祥事が相次いで表面化し、大きな社会問題となった。また、経営管理体制の不備を理由に経営者責任を認定した地裁判決が企業経営者を震撼させた。本書は、リスクマネジメントと統合された内部統制を有効に構築し運用することができるよう、「ＣＯＳＯ報告書」での概念的枠組みを基礎としながら、日本企業の実務への具体的適用策を数多くの図表を取り入れて実践的に解説している。統合的な管理の仕組みとしての内部統制を構築したいと考えている企業関係者にとってまさに格好のアイデア、知見が満載されている。
目次
第１章 ＣＯＳＯ内部統制の概要
第２章 日本的経営システムと内部統制
第３章 リスクマネジメントの概要
第４章 企業経営のインフラストラクチャーとしての内部統制
第５章 内部統制とコーポレートガバナンス、コンプライアンスとの関連
第６章 有効な内部統制への改善への提案
第７章 米国企業改革法の動向と日本企業への影響
