共産主義を読みとく―いまこそ廣松渉を読み直す『エンゲルス論』ノート

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 225p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784792721190
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1010

内容説明

唯物史観の成立に果したエンゲルスの功績を復刻し共産主義への架け橋を探る。

目次

同志社大学神学部時代の廣松渉との出会い
カルバン主義者としての青年エンゲルス
シュライエルマッハー神学がエンゲルスに与えた意味
神の疎外
神の収縮と悪の起源
救済の根拠としての民族への受肉
資本家としてのエンゲルス
神的人間の発見
共産主義へ
マルクスの疎外論との対決
弁証法の唯物論的転倒
フォイエルバッハの超克

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960生まれ。75年、浦和高校入学、同年夏に一人で東欧・ソ連を旅する。79年、同志社大学神学部入学、85年、同大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。外交官を務めるかたわら、モスクワ国立大学哲学部、東京大学教養学部で教鞭をとる。著書に『国家の罠』(新潮社、毎日出版文化賞特別賞)『自壊する帝国』(新潮社、大宅壮一ノンフイクション賞、新潮ドキュメント賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wattann

3
難解だった。一回では自分の中では落ちない。2012/01/08

tanukiarslonga

0
廣松渉を軸に学生運動、マルクス主義、キリスト教、ドイツ哲学…いろいろつながった。2015/04/11

amanon

0
クリスチャンであり、右翼を自称する著者が読み解く、マルクス主義革命家廣松渉の『エンゲルス論』。何分、当の廣松やマルクスやヘーゲル左派関係の文献から遠ざかって久しいので、細かい議論はかなり読み飛ばしていたが、最後の「物象化論という物質に神が内在する神学を構築することにより、廣松は革命に対する信仰をもう一度復興することに成功した」という結論は、かなり興味深かった。それはそうと、巻頭に一般人にわかるように書いたとあるが、正直言って哲学やマルクス関係の知識がないと、本書を読み通すのは、かなり難しいと思う。2011/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4006270
  • ご注意事項