内容説明
法律をはじめて学ぶ法学部の新入生や多学部学生を対象とした入門書。
目次
第1部 ゼロからの民法入門
第2部 教養民法(民法概論)(「人」に関する法律関係;「所有」をめぐる法律関係;「契約」の成立と債権保護のしくみ;法律による債権の発生;債権を「担保」する制度;民事「責任」制度;「時」の経過による権利の変動;親族間の法律関係;相続をめぐる法律関係)
著者等紹介
近江幸治[オウミコウジ]
早稲田大学法学部卒業、同大学大学院博士課程修了、同大学法学部助手、専任講師、助教授、教授(1983‐84年フライブルク大学客員研究員)。現在、早稲田大学法学学術院教授・大学院法学研究科長・法学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kei
8
民法の基礎から学ぶ本。教養としての民法となっている通り、初学者としても分かりやすい構成になっている。色々と忘れている所が多いので、他の教科書も含めながら勉強に励みたい。2016/03/15
takizawa
1
民法を概観するのに便利。同じようなコンセプトの書物としては池田真朗先生の『民法への招待』があるが,『民法講義0』の方がやや高度かなと思う。『民法講義』の再利用であるとの(著者の)弁があったが切り貼り感は全くない。ドイツ法研究者らしい拘りが随所に見られ楽しい。2012/04/30
足軽隊長
0
民法概説においてはやや高度な部分はあるが、法律の学習の仕方が乗っているので特に学部1年生にお勧めしたい。私もそうだったが、現在の多くの法学部生は大学での学習方法がわかっていないと感じている。そのような人々にとって、本書の前半部分が頼もしい案内人となってくれるだろう。2012/05/03