内容説明
相次ぐ法改正と新判例に即応して、通説・判例の立場である二元的人的不法論（行為無価値論）の見地から、犯罪類型の特質を明らかにした上で解釈論の重要問題を理論的に分析。
目次
第１編 序論（刑法各論の意義と対象；刑法各論の体系；本書の叙述方法）
第２編 個人的法益に対する罪（生命および身体に対する罪；自由に対する罪；プライバシーに対する罪；名誉および信用に対する罪；財産犯）
第３編 社会的法益に対する罪（社会的法益に対する罪の意義；公共の平穏に対する罪；公共の信用に対する罪；公衆衛生に対する罪；風俗に対する罪）
第４編 国家的法益に対する罪（国家の存立に対する罪；国家の作用に関する罪；外国に対する）
著者等紹介
川端博［カワバタヒロシ］
昭和４２年明治大学法学部卒業、司法修習修了、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。現職、明治大学法科大学院教授・法学博士。早稲田大学法学部・慶應義塾大学法学部非常勤講師、放送大学客員教授を歴任。旧司法試験考査委員（昭和６３年度～平成９年度刑法担当）、日本刑法学会理事（常務理事）、日本学術会議員（第１８期・第１９期）、日本弁護士連合会綱紀委員会委員、東京第一弁護士会懲戒委員会委員等を歴任。法制審議会（総会）委員、新司法試験考査委員（刑法担当）、日本刑法学会監事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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