内容説明
法科大学院時代が始まり、さまざまな状況から理論刑法学は重大な岐路に立たされている。本誌は理論刑法学の深化・発展のために多くの研究者に交流の場を提供することを目的としている。
目次
論文(いわゆる「罪刑均衡原則」について―その法哲学的根拠と近時の国際的展開を背景とする一考察;消極的責任主義の帰趨―わが国における近時の量刑理論の批判的検討;具体的事実の錯誤と法定的符号;違法性の意識;因果関係論と客観的帰属論)
書評(結果的加重犯の構造と成立要件・成立範囲―内田浩著『結果的加重犯の構造』(信山社、2005年)を読む
規範論理と刑法理論学―高橋則夫著『規範論と刑法解釈論』(成文堂、2007年)を読んで)
外国論文紹介(最近のドイツにおけるVerfallを巡る議論)
著者等紹介
川端博[カワバタヒロシ]
明治大学大学院法務研究科教授
浅田和茂[アサダカズシゲ]
立命館大学大学院法務研究科教授
山口厚[ヤマグチアツシ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授
井田良[イダマコト]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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