目次
序章 終末期医療と刑法
第1章 安楽死と病者の自己決定―嘱託・同意殺の可罰根拠に関連して
第2章 ドイツの「臨死介助」論にみる患者の自己決定権と医師の刑事責任
第3章 死期を早める疼痛治療の許容性―「間接的臨死介助」に関するドイツ連邦通常裁判所刑事判決の分析・検討
第4章 末期医療とイギリス刑法
第5章 日本における安楽死論議の新展開―東海大学病院「安楽死」事件判決に寄せて
終章 安楽死問題の行方―安楽死および医師による自殺幇助の立法化の問題点
著者等紹介
甲斐克則[カイカツノリ]
1954年10月大分県朝地町に生まれる。1977年3月九州大学法学部卒業。1982年3月九州大学大学院法学研究科博士課程単位取得。1982年4月九州大学法学部助手。1984年4月海上保安大学校専任講師。1987年4月海上保安大学校助教授。1991年4月広島大学法学部助教授。1993年4月広島大学法学部教授。2002年10月法学博士。現在に至る
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