出版社内容情報
福嶋亮太[フクシマリョウタ]
内容説明
文学史に隠された遺産=亡霊をあざやかによみがえらせる、野心的試み。日本近代文学の真実。
目次
序章 文学史的不安
第1章 劇作家としての漱石―モダニズムとその変異
第2章 東洋的前衛―二つの近代の衝突
第3章 恋愛の牢獄、クィアの劇場
幕間 逃走路としての演劇―谷崎潤一郎から中上健次へ
第4章 地図制作者たち―紀行文のリアリズムと倫理
終章 観客―二〇世紀の紛争地帯
著者等紹介
福嶋亮大[フクシマリョウタ]
1981年、京都市生まれ。文芸評論家、中国文学者。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学文学部助教。近世からポストモダンに到る東アジアの社会的文脈を踏まえながら、文学にとどまらず日中のサブカルチャーや幅広いジャンルで批評活動を展開している。2014年に『復興文化論』(青土社)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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