脳はすごい―ある人工知能研究者の脳損傷体験記

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  • サイズ B6判/ページ数 328,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791768851
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「壊れた脳」は世界をどう体験しているのか?そしてそこからの回復は可能なのか?「私」の日常は、交通事故による外傷性脳損傷で一変してしまった――。人工知能の研究者でもある著者が、自身の脳の障害の体験記を、独自の視点で詳細に描き出す。そして脳の可塑性(脳が自らの機能を再構成する力)という最新の知見を利用した治療の経緯も紹介。私たちの脳の驚異の世界がよくわかる一冊。

内容説明

私の壊れた脳がよみがえるまで。私の日常は、交通事故による外傷性脳損傷(TBI)で一変してしまった―。予期せぬ悲劇に襲われた科学者が、損傷を負った脳で体験した世界とは。最新科学を応用した治療による、奇跡の復活までを克明に描き出した驚異の記録。

目次

第1部 脳震盪(深夜;問題の大きさ:偉大なる人間の脳 ほか)
第2部 認知の構成要素(背景;壊れた人間機械 ほか)
第3部 戻ってきた私の影(ドット博士との出会い;脳メガネ ほか)
第4部 脳の可塑性の科学(ドナリー・マーカスと強い心の設計;デボラ・ゼリンスキーとマインドアイ・コネクション)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさっち

20
交通事故によって脳震盪症を患った人工知能研究者である著者の体験記。ここまで日常生活に支障が出るなんて…。症状の酷さをなかなか理解してもらえないまま何年も大学教授として教壇に立っていたことが信じられない。文章が難しくて読みづらい部分もあったけど後半の理解してくれる治療者に出会ってからは一気読みでした。2018/09/07

Sakie

19
交通事故により脳震盪の後遺症が残った一つの症例。網膜と視覚皮質間の経路を損傷しているのだが、視覚システムは中心視覚と周辺視覚だけではない。視空間認識、光覚、サーカディアンリズム、平衡感覚、運動協調性、記憶、象徴的思考など多岐に結びついている上に、情動や集中力、つまり性格すら変え得るのだ。これらのバランスが崩れたことで、著者の日常が頻繁に疲労崩壊する様子には、読むこちらがへとへとになる。回復のカギは脳の可塑性である。網膜と視覚皮質間の信号が経由する経路を新しく書き変える神経科学の知見と技術は、まさに驚異だ。2020/09/22

よしひろ

7
人間の脳が情報を処理する過程を検証する。心配、判断など人間の感情や「考える」作業を行う時、脳はどのように働いているのか。概念はいかに獲得されるのか。それが人工知能の開発に寄与する。2016/01/31

清水勇

6
交通事故による脳震盪というダメージを受けるとどうなるのかを、奇跡的な回復までの経緯含めて何故脳が機能しないのかを主に説明。著者は優秀な人工知能研究者であり、11歳には大学に聴講に行く程IQが非常に高いからこそ、如何に普通の生活を送れなくなるのかを、わかりやすく説明できている。我々が意識せずに会話したり、明日の計画したりすることが、如何に脳の多くの機能を複雑に使う必要があることは驚きだった。これまで脳に障害を持った人の行動・反応から単純に脳の能力が低いと思っていたが、大きな間違いだと気付かされた。 2019/12/08

χ

6
目を閉じてもプリズムの入ったメガネをかけると聞こえ方が変わるとか想像を絶する描写が盛りだくさんで刺激的。脳に損傷を負った人の治療過程が本人を通して語られてる本は他にもあるが恐れ多い気持ちになる(2冊しか読んでないけど)。脳の仕組みや自分で症状を分析すること、身近に降りかかった時のことなどに思いをはせるととてつもない。自分もなった時そうそうこういう本があるんだったな、と本書を取り出せたら大したものだ2017/03/31

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