内容説明
震災・原発事故、その後の脱原発デモの盛り上がり、そして2012年の政権交代、2013年の参議院選挙によって私たちが突きつけられた様々な課題。これまで「生きづらさ」や格差・貧困問題などを取材し、自らも活動してきた著者による、3・11以降の「民主主義の地殻変動」の記録。
目次
1 生活保護について考えてみた(漠然とした負のイメージ;まずは基礎データ ほか)
2 生きづらさと自殺について考えてみた(私がもっとも生きづらかった頃;ネット心中、自傷系サイト、ひきこもり ほか)
3 女性が生きる難しさを考えてみた(大阪母子餓死事件;大阪二児餓死事件が残した課題 ほか)
4 3・11とその後の脱原発デモを考えてみた(二〇一一年三月一一日。あの日、何をしていたか?;「脱原発」の声を上げるまで ほか)
5 衆院選・参院選を考えてみた(二〇一二年一二月、衆議院選挙;実態のない「アベノミクス」 ほか)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年生まれ。作家・活動家。「反貧困ネットワーク」副代表。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(ちくま文庫)でデビュー。以来、著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。2006年からは、「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。「週刊金曜日」編集委員、フリーター全般労働組合組合員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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