古代研究―列島の神話・文化・言語

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古代研究―列島の神話・文化・言語

  • 三浦 佑之【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 青土社(2012/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791766703
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0090

内容説明

東北からアイヌへと小鳥になった人と伝承と河童の起源を追い、ミトノマグハヒの秘密や埴輪と殉死の関係を解き明かし、ヤマトやイヅモの神話を語り直す…。古事記の世界をはるかにこえて、いまだ「日本」という国がかたちすらなかった古代の列島の姿を丁寧にひも解き、わたしたちの知らない失われてしまった太古の人びとの文化や言葉を鮮やかによみがえらせる、三浦古代学のひとつの到達点。

目次

1 神と人と―動物をめぐって(馬と交わる女神;西のワニと北のサケと;ミンツチと河童―棄てられる人形;マオとワオ―小鳥になった人;巫女、年魚を釣る)
2 女と男、そして共同体(社会・文化イメージにおける女と男;ミトノマグハヒ;貴種流離譚と落人伝説;殉死と埴輪;人、鉄柱となる)
3 織りなすことば、織りなされるイメージ(古代へ、古代から;神の水と人の水と;アマツマラを石にする女神―比喩の古代;若輩を取るがごとし;敗れし者へ―青木繁と『古事記』)

著者等紹介

三浦佑之[ミウラスケユキ]
1946年、三重県美杉村(現・津市)生まれ。成城大学文芸学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学、千葉大学を経て、立正大学教授。古代文学を専攻し、伝承・昔話や地方の言語などを多岐にわたり研究。『村落伝承論』(五柳書院、1987)を著し第五回上代文学会賞受賞。2002年に古老の語り口調で訳した『口語訳古事記』(文藝春秋)で第一回角川財団文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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むっち

2
新聞書評から興味をもって、図書館で借りる。古事記研究者として、古代日本が、オオキミや、オグヌシなどの地方毎に勢力が渦巻く世界であり、神話はそうした反映であるという今では当たり前の意識を再度、呼び覚ましてくれる。古事記のいざなぎいざなみの最初のまぐわいを失敗として記述することの意味をどう考えるのかといったことや、人身御供によって川の神を鎮めるという話と機知によって(知識)によって人身御供から逃れるのは朝鮮からの技術や知識の導入による自然克服の比喩であるが、それらが同じ時期に混在しているといった話など大変興味2013/01/30

メルセ・ひすい

2
古事記はかなりうさんくさい書物である。であるから面白い。古事記の言葉を追いかけていると、その表現の奥に引き込まれてしまう。結局いつの間にやら脇道へ迷い込む。いろんなことが見えたような気がするが、見えなくなってしまうのである。遠く時代をさかのぼり、日本を北へ西へ放浪し、古事記から放り出された旅の記録なのだ。河童の起源、ミトノマグハヒの秘密、埴輪と殉死の関係…。日本を代表する古事記研究の第一人者が、言語や民話あるいは祭祀、伝説までを精緻に研究し、太古の列島の姿をあざやかに描き出す。15本の論考を収録。2012/12/06

N.T

0
語られ、書かれ、描かれた古代を丁寧に鮮やかに読み解く良書。人柱と殉死の論考が印象的だった。2013/02/04

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