内容説明
社会、経済、国際情勢を展望し、また、友人たちとの交情の懐かしい時間を回顧し、文学的成熟の跡を辿り、昭和天皇の崩御により終焉を迎えた歴史を凝視した、精緻で、しかも情念に満ちた、希有の昭和史、ここに完結する。
著者等紹介
中村稔[ナカムラミノル]
1927年生まれ。詩人・弁護士。詩集に『鵜原抄』(高村光太郎賞)『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)など。伝記に『束の間の幻影・駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、随想に『人間に関する断章』『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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