内容説明
マルクスをめぐる広大な知の迷宮を根本から解体し再構成された、最もラディカルな「資本」論。労働力という商品であり、「資本」という論理におけるノイズでもある我々に示された「資本」についての黙示録。
目次
1 円環(資本の論理と歴史;資本の「記憶」)
2 端緒(端緒を汚染する;抗議する端緒;「円環」の「円環」的臨界;割れ遺る端緒)
3 遺抗する瑕疵(瑕疵ある者たち―労働力;瑕疵の繁殖―女性;瑕疵の擬制―土地)
瑕疵存在への架橋(木靴を履く―収奪‐搾取)
著者等紹介
長原豊[ナガハラユタカ]
1952年富山県生。法政大学比較経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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