身心問題 (第3版)

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791764174
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C1010

内容説明

“自己=他者”関係論の深化にとって前提となる身心問題の解明のため、霊肉関係からAI問題まで、唯物論、現象学、言語分析など、さまざまな領野の可能性を視野に収めて展開する、大胆なパラダイム・シフトの試み。身心関係論の核心を衝く長編論文を併録。

目次

第1段 身心問題の前梯(心的現象は何処に在るか;身体内在性と精神的存在;物理的世界と心理的領界)
第2段 身心問題の構図(身心的存在と意識的状態;意思的覚識と身体的過程;対自的心身と対他的身心)
第3段 身心問題の実態(体験的身体と所知的能知;対他的対自と対象的身体;機能的身体と自覚的世界)

著者等紹介

廣松渉[ヒロマツワタル]
1933年~94年、哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YASU

1
心身二元論を超克する廣松哲学.自己意識などない世界認識がまずあり,その世界内で自―他の区別が意識され,他己と自己という認識が生じる.2000年代になって,心の外在性を論じる心理学―哲学系の書物が増えているが(例えば河野哲也),80年代の廣松の業績はどのように継承されてきたのか,浅学にして知らないが,その辺の経緯をもっと体系的に知りたくなる.2021/02/06

tanukiarslonga

0
これでもかというくらい厳密に周到に心身問題を議論している本。ベンジャミンリベットの提示した問題とかアフォーダンスが提唱した心の概念を既に議論しているところはさすが。2012/04/25

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