出版社内容情報
労働運動史の観点から、現代の労働問題を鋭く抉る激しい労働論。
内容説明
ポストフォーディズム、グローバリゼーション、そしてネオリベラリズム…虚ろな消費と競争の連鎖の中で、裏切られ続けている労働者たち。眠ることすらできない者たちに現実への蜂起をうながす新しい闘争のための理論。
目次
犬が野良犬になるについての労働の、あるいは戦争の役割
第二組合/スト破り/フレキシビリティ―裏切りの系譜学
ダンボールでみる夢
階級的罹災論―都市と第三世界と“ラディカルな”マルサス主義
一九四九年、反革命攻勢
鎌とハンマーと、そして言語と―ポストフォーディズムにおける“道具”的理性
“疚しさ”の有無―能動的ニヒリズムの現在
流出と疎外―“一と多”をめぐるポストフォーディズムの考察
眠れぬ人々について―それゆえ痙攣すること、不自然であること
著者等紹介
入江公康[イリエキミヤス]
1967年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、大学非常勤講師・専門学校非常勤講師。専攻は社会学、労働運動史、社会政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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