出版社内容情報
心の哲学/意識研究における手付かずの領域__「想像力」。想像力によって私たちは目の前に存在しない物を思い描くことができるが、そのとき意識はどのようにはたらいているのか。イメージと知覚を峻別し、奥深くはかり知れない心的作用=イマジネーションを分析・画定する、〈心の哲学〉の重大成果。
内容説明
想像力を哲学する。心の哲学/意識研究における手つかずの領域―「想像力」。想像力によって私たちは目の前に存在しない物を思い描くことができるが、そのとき意識はどのようにはたらいているのか。イメージと知覚を峻別し、奥深くはかり知れない心的作用=イマジネーションを分析・画定する、“心の哲学”の重大成果。
目次
イメージと知覚
心の目
想像的視覚
想像の空間
イメージの図像説
夢とは何か
夢の信念
妄想
子どもの想像力
認知的想像力
否定
意味
想像力のスペクトラム
著者等紹介
マッギン,コリン[マッギン,コリン][McGinn,Colin]
1950年生まれ。ラトガース大学哲学科教授をへて、現在マイアミ大学教授。分析哲学、心の哲学の領域で注目を集める第一人者。心身問題に関するコクニティブ・クロージャー説を唱え、哲学・科学など広い分野に影響をもたらした
五十嵐靖博[イガラシヤスヒロ]
1966年生まれ。早稲田大学教育学部教育心理学専修卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。山野美容芸術短期大学専任講師、早稲田大学文学部非常勤講師。専攻は理論心理学、心理学史・心理学の哲学
荒川直哉[アラカワナオヤ]
1960年生まれ。大阪大学基礎工学部生物工学科卒業。東京工業大学総合理工学研究科システム科学専攻修了(工学修士)。テンプル大学哲学科博士課程PhD取得修了。専門分野は分析哲学(言語哲学)、人工知能、自然言語処理。「心の科学の基礎論研究会」「理論心理学・心理学の哲学・合同研究会」で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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