内容説明
なんとも暖かくなごやかや雰囲気に包まれた笑顔の老人たち―。フランス文学研究を究めていったら、いつの間にかパリ観光スポット隣接の老人病院でヴォランティア活動に熱中していた。多彩な娯楽プログラムを支えるスタッフの熱意と奮闘から、老いに向きあってこそ見えてくる、生きるということの真の意味。共感と感激の体験レポート。
目次
十七世紀のパリのホスピス
実習の始まり
充実した余暇プログラム
おしゃべりの効用
社会とのつながり
フランスの病院と宗教
一人暮らしの老人たち
ヴォランティア
記憶の不思議
老人病院の音楽プログラム
地域とのつながり
期末の行事
再びデザンキュラーブルのこと
著者等紹介
川田靖子[カワダヤスコ]
1934年、神戸市生まれ。京都大学フランス文学修士課程修了。元玉川大学教授。おもな著書に『北方砂漠』(小熊賞受賞)その他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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