内容説明
『言葉と物』『監獄の誕生』『性の歴史』などで20世紀後半の知的革命を導いた巨大な思想家フーコー。知の生産における権力の作用、狂気、主体性などをめぐる豊かで複雑な思考を理解するための必須の案内書。
目次
なぜフーコーなのか?
キー概念(フーコーの知的・政治的展開;権力と制度;言説;権力/知;身体とセクシュアリティ;主体を問いに付す―狂気と正気)
フーコー以後
読書案内
著者等紹介
ミルズ,サラ[ミルズ,サラ][Mills,Sara]
シェフィールド・ハーラム大学教授
酒井隆史[サカイタカシ]
1965年生まれ。大阪府立大学助教授。専攻は社会思想史、都市文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sakana
6
引用されていたフーコーの言葉に胸を打たれた。「何らかの仕方で狂気や正常性、病気や非行、あるいは処罰に関する「自明性」や「決まり文句」が剥げ落ちるように手助けすることが私の仕事なのです。他の多くの人々と共に、ある種のフレーズがそう簡単には口にできなくすること、ある種の身振りがもはや躊躇抜きではできなくすること、知覚やもののやり方に何らかの変化が起こるように力を貸すこと、難しいながらも感受性の形態や許容度の閾を移し替えることに参加してみること…」めっちゃ分かる。ラディカルに闘っていきたいわー。2015/07/27
そーすけ
1
214*フェミニズムから見るフーコー。主題ごとの記述。思ったより読みやすかった。訳者が、訳注やあとがきで、著者の記述を批判している。嫌なら翻訳しなきゃ良かったのに。2018/09/16
うなぎなう
0
わーらん2009/07/27