内容説明
「階級」が復活し、あらゆる社会を席捲する―。富と権力を手にした一握りの人間が、大多数の「生」を支配するという現実。「階級」は消滅したという通説に真っ向から立ち向かい、自由と平等の名のもとに隠されたグローバル化社会の見えざる階層構造を明らかにする問題の書。
目次
1 「階級」とは何か、「不平等」とは何か
2 労働者階級の重要性
3 階級―どっこい生きている
4 変化の一貫性
5 階級とグローバル化
6 さらば労働者階級?
7 消えない傷跡としての階級
8 カーストと階級
9 結論
著者等紹介
シーブルック,ジェレミー[シーブルック,ジェレミー][Seabrook,Jeremy]
ロンドン在住のフリー・ジャーナリスト/作家。現在、南アジアをフィールドに旺盛な活動を続ける
渡辺雅男[ワタナベマサオ]
一橋大学社会学研究科教授。社会学博士
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