ドレフュス事件のなかの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 436,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791759996
  • NDC分類 235.068
  • Cコード C1010

内容説明

一人の無実のユダヤ人をスパイに仕立てあげるために、筆相学、心理学、人類学、人体測定法などの「先端科学」が動員された。社会学、統計学、生理学、考古学、言語学、精神分析、数学、心霊学…も無罪といえるのか。フランスの国論を二分した冤罪事件を、豊富な資料で全く新しい角度から浮かび上がらせ、人間科学の歴史を塗りかえる。

目次

序章 ドレフュス有罪の根拠
第1章 測定された犯罪
第2章 心理学上の有罪
第3章 生体の比喩
第4章 魂に触れたメス
第5章 考古学としての反ユダヤ主義
第6章 資料の意味
終章 科学と非科学のはざまに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

釈聴音

1
今になって読むと、筆者が科学と権力との関係を(1)依存、追随、へつらい(2)中立、公正あるいは無関心による棄権(3)世知としての馴れ合い(4)果敢なる異議申し立て(5)事後、距離をおいた誤謬破棄、の5種類に類型化している点が興味深い。2012/02/08

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