偶発性・ヘゲモニー・普遍性―新しい対抗政治への対話

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  • サイズ B6判/ページ数 441p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791759576
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C1010

内容説明

新しい民主主義のための政治理論をいかに創造するか。「ジェンダー・トラブル」のバトラー、「ポスト・マルクス主義」のラクラウ、「ラカン派」代表のジジェクが一堂に会し、グラムシの「ヘゲモニー」概念を軸に、ラカン、ヘーゲル、普遍主義と文化多元主義、代表/表象問題、経済のグローバル化など、最先端の課題をめぐって激しく論争する。

目次

普遍なるものの再演―形式主義の限界とヘゲモニー
アイデンティティとヘゲモニー
階級闘争か、ポストモダニズムか?ええ、いただきます!
競合する複数の普遍
構造、歴史、政治
以下くり返し
ダイナミックな複数の結論
普遍性の構築
場を保つ

著者等紹介

バトラー,ジュディス[バトラー,ジュディス][Butler,Judith]
米国カリフォルニア大学バークレー校マクシーン・エリオット教授(修辞学・比較文学)。ヘーゲル哲学からはじまってフェミニズム理論、セクシュアリティ研究を中心に、現代思想・批評理論をてがける

ラクラウ,エルネスト[ラクラウ,エルネスト][Laclau,Ernesto]
英国エセックス大学教授(政治理論)。権力の言語構築性を問題にして、ポスト・マルクス主義の視点で現在の政治をよみとく

ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ][Zizek,Slavoj]
スロヴェニアのリュブリアナ大学社会学研究所の上級研究員。ラカン派マルクス主義者として、理論的研究とともにポピュラー・カルチャー分析もおこなう

竹村和子[タケムラカズコ]
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科教授(英米文学・批評理論)

村山敏勝[ムラヤマトシカツ]
成蹊大学文学部助教授(英文学・現代批評)
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