市民権の哲学―民主主義における文化と政治

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758463
  • NDC分類 311
  • Cコード C1010

内容説明

ファシズムの台頭、外国人問題など、国家と市民のあり方が全世界で根底から問われている。「公民的不服従」など斬新な概念を提唱し、マルクスからアルチュセール、フーコーらの思想をラディカルに実践する。最新の現代思想の成果を取り入れ全く新しい主体性を創出する―「市民」待望の書。

目次

序文 市民権をもつこと
第1章 公民的不服従について
第2章 われわれが「サン・パピエ」に負っていること
第3章 「(…)安全と圧制に対する抵抗」
第4章 ヨーロッパ市民権は可能か?
第5章 アルジェリア、フランス、一つの国か二つの国か?
第6章 国民的選好から政治の発明へ
第7章 ファシズムに反対、反抗に賛成
第8章 世界文化?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

肉欲棒太郎

4
移民問題と、それが提起する市民権の問題がテーマ。階級闘争が逆説的に国民国家を強化したという指摘は鋭い。フランクフルト学派的な、もっと言えば文化左翼的なノリを多分に醸し出しているところがイマイチだが、「反抗を国民戦線に独り占めさせるな」というスローガンは、発想は悪くない。いずれにせよ、今年のフランス大統領選でルペンが勝つのかどうかというのは気になるところである。2017/02/05

nobby

1
国境画定を想像的な本質としてきた国民社会国家における民主主義から、国境画定を周縁から中心へと政治化する民主主義へ。2012/07/02

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