グローバリゼーション―文化帝国主義を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 371,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791758012
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1036

内容説明

政治・経済・環境・メディアが地球規模で復合的に絡み合う“近代”の到達点とは。ポストモダンからカルチュラル・スタティーズまで、あらゆるグローバリゼーション論を批判的に検討し、文化の“脱領土化”がもたらす画一化(文化帝国主義)の危機と、新しい多元的連帯(コスモポリタリズム)の可能性を精緻に分析する。

目次

第1章 グローバリゼーションと文化
第2章 グローバルな近代性
第3章 グローバル文化―希望、悪夢、そして懐疑主義
第4章 脱領土化―グローバリゼーションの文化的状況
第5章 メディアによるコミュニケーションと文化的経験
第6章 コスモポリタニズムの可能性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

politics

3
極端な楽観論にも悲観論にも与しないで論じられたグローバリゼーション論。ギデンズやラッシュ&アーリなどの社会学の先行研究に加え、哲学思想分野にも造詣が深いと思われ、大変情報量が多い一冊となっている。政治経済分野の記載はあるが文化グローバリゼーションについて多くの頁を割いている。そして最終章では世界市民的な楽観論は避けながらもコスモポリタリズムにも言及している。テクノロジーの急速な進歩、米中対立、そしてコロナと、時代とは様変わりしているが、グローバリゼーションを考察する上ではまず当たるべきだろう。2021/12/12

抹茶ケーキ

0
グローバル化について言われることを検討して、最終的には平等なコスモポリタニズムは可能かっていう議論へ。良いのと悪いコスモポリタニズムがあり、良いもの求めていくことは可能であるって結論。議論の射程が広いので読むのが大変だったけど参考になった。2016/06/02

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