つぶやきの政治思想―求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの

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  • サイズ B6判/ページ数 1冊(頁/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791756841
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

内容説明

傷つけられた人びとの記憶と証言をめぐる政治的エッセイ。でありながら、忘れられない、語れない何かをみつめるために、ここでは日本語がかつてない官能をおびる。知性と感情、具体と抽象、普遍と特殊、支配と従属、男と女…あらゆる対立を、決して超越的に乗り越えることなく、みつめつづけることによってその関係を変えていってしまうような、そんな思想の萌芽が息づく。

目次

つぶやきの政治思想―求められるまなざし・かなしみへの、そして秘められたものへの
遠い島の友へ…―尹東柱「たやすく書かれた詩」
友人はみな“軍人”だった
記憶と表現―嶋田美子との対話
ある「まなざし」の経験―鵜飼哲による応答
忘却は蘇えるか―金石範による応答

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかり

2
「体と秘密。特に秘密と恥の感覚。恥と秘密という形を得て、生きるという生の意味を獲得する過程。」「男も女も、自らのうちで、つねに断絶しつつ接続する。」2018/12/21

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