出版社内容情報
ファロス(男根)信仰の歴史を、豊富な資料をもとにつづったものである。男根は、世界各地で、太古の昔から生命のシンボルとして崇拝されてきた。この本には、世界のありとあらゆる地域の男根像がおさめられている.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』124頁、より)
内容説明
快楽の源泉であり、耀く永遠の象徴であるファロスは、聖なる至福、歓喜の「存在」を喚起する―。男根は、先史時代から今日まで、世界のあらゆる地域で、生命を司る神の象徴として祭られてきた。あらゆる文明に存在する、生命の源にして、男らしさ、勇気、力強さの象徴であるファロス信仰を、浩瀚な資料を駆使して分析。
目次
第1部 ファロス信仰(歴史;象徴的意味;ファロスの表象;間接的なファロスの表象)
第2部 勃起男根神(動物の支配者;守護神;動物界、植物界での神の形態;勃起男根神の名称と様相;残存するもの)