現代思想 〈2019 9(vol.47-1〉 特集:倫理学の論点23

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  • サイズ キク判/ページ数 238p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791713868
  • NDC分類 105
  • Cコード C9410

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

28
存じ上げていた農学原論、農業社会学の秋津元輝「いのちを支える行動を日常に埋め込む」という食農倫理に注目しよう。R・L・サンドラー『食の倫理』を読んでみたい(36頁下段)。秋津先生は、農学の使命を「すべての人間への持続可能で充分な食料・原料供給」としている(38頁下段)。現代日本の食料自給率はカロリーベースで45%のかけ声空しく、2018年度は37%と現実は厳しいものになっている。台風19号水害でより数字が悪化しかねないと実感する昨今だ。2019/11/10

ken

4
友人が執筆した記事を偶然にも見つけて購入。応用倫理学にはどのような領域があり、現在どのような議論がなされているかが概括できる。特に興味深かったのは動物倫理とロボット倫理--「主体の本質」とは何か。戦争倫理--人工物に殺傷行為を委ねてよいか。生殖倫理--反出生主義は妥当と言えるか。フィクションの倫理--芸術に倫理を求めるべきか。その具体的かつ精緻な議論に触れて応用倫理学が社会に与える影響の大きさを感じることができた。その他にも興味深い記事も多く機会を見て読み直そうと思う。2020/02/13

バーニング

1
柘植、重田、北中、玉手、筒井、小西論考を面白く読んだ。安楽死に関する武田エッセイは北中、玉手論考と関連して読むとなお面白い。2020/12/04

0
AIのシンギュラリティと人権について知りたくて昨年9月に買い、ちょっとずつ読んでいたのを、ようやく読み終えた。AI・ロボット分野以外にも、さまざまな倫理的問題の存在を知れたのでよかった。ユリイカとても有益なのでまた買いたい。2021/06/03

竹鶴六

0
動物に倫理を適用するなら、その線引きは科学に頼る恣意的なものとなる筈だし、だとすれば究極まで至ればそれは、他の「生物」に何もしてはいけないという「死」しか選択肢はない筈。ヒューマニズムとアンチヒューマニズムの境目について、もう少し考える必要がありそう。2020/12/19

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