感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ライクロフト
5
特に詳しくも何ともないのだけど、最近の現代思想はどんな流行があるのだろうと、ちょっと興味を持って手に取ってみた。「AI」「ポスト・トゥルース」「ビッグデータ」あたりは取り上げるのも理解できるけど、「エモい」「ディストピア」「自己啓発」なんかも現代思想のキーワードになるのか…。2019/06/12
なつのおすすめあにめ
3
流行やファッション(流行とカブってるか)ではなく、｢普遍的な思想になるモノはどれだろう～？｣とか思いながら読んだ。2019/06/08
ルンブマ
2
p163 トミヤマ「やはり男はもっと"お茶をする"べきだと思いますね。お互いの嬉しかったことや悲しかったことについて、これといったオチもなくただお喋りするというのは、生産性がないようで実は自分の内面を言語化する訓練になっている。男性の中にはなんでも"ネタ"として話さないといけないと思っているひとが一定数いますが、ひな壇芸人的な喋り方が上手でも、シリアスな場面で「いまあなたの気持ちを表現してみて」と言われるとうまく話せないということは往々にしてありますから。」2022/01/13
awe
1
積んでたのをようやく消化。勉強になる。カントの相関主義に連なる社会構成主義、ポストモダンの流れに抗する思弁的実在論、新しい唯物論など、最新の現代思想のタームもありつつ、「一帯一路」「ドローン」「カジノ」など政治領域の話もカバーするという、内容の幅広さも魅力。アナーカフェミニズム、ゼノフェミニズム、新しいホモノーマティビティなどジェンダー論の最新の知見にも触れられる。2020/08/06
Haruki
0
2019年の本をようやく読み終わる。。コロナ禍を挟んで、現代の思想的側面も大きな変化を遂げ、一部のキーワードは大きな転回が必要なもの、加速したものもあるとは思うが、深く掘り下げているものほど、長く有効な思想であるから、しばらくはここで挙げられた課題とともに生きていくことになるだろう。それぞれの分野でキラリと光る視点があって、考えるタネとなる。 ぼんやり全体を眺めてみると、何となくアーレントの引用が多かった気がして、現代思想といえども、政治社会分野におけるその威力の強さを実感した。2021/08/18
