現代思想 〈第44巻第3号〉 特集:老後崩壊

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  • サイズ キク判/ページ数 230p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791713141
  • NDC分類 105
  • Cコード C9410

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

35
藤田孝典先生と春日キスヨ先生との対談 下流老人を生み出す社会の貧困に抗して(38頁~)。F:苛酷に働いて賃金を得るか、ドロップアウトして低賃金か、の二択しかない(40頁上段)。K:非正規に介護休業なし(42頁中段)。非正規でも介護休業制度ないとこぼれおちる人が増える(48頁中段)。F:『下流老人』を『Wedge』では否定したが、F先生はこのままでは社会はもたないと危機感を示されている(同箇所)。岩田正美教授:日本のひとり親世帯の貧困問題の本質は働いているひとり親世帯の貧困率が下がらない点(100頁上段)。2016/04/20

おおにし

9
前半は下流老人のような老後格差問題が話題の中心だが、後半は「現代思想」らしい高齢社会をいろいろな観点で組みなおす論考がいろいろあり興味深かった。認知症を精神病理学の観点から見直して精神療法の可能性について考察している論文があったが、確かに認知症をがんと同じように早期発見・早期治療すべきという風潮が患者にとって本当に良いことなのかどうか、もっと議論されるべきだと思う。2016/07/23

へんかんへん

4
ばあちゃん倒れてて帰りたいけど年一回会うくらいで逆に気を使うかもと踏み込めない距離が離れるとどうしても心が離れることが悲しい2016/02/21

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