感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
14
西垣通教授曰く、著作権のレッシグのクリエイティブ・コモンズは、社会的便益と個人利益保護という課題に踏み込んだ試み(55頁上段)。水田正弘先生によると、ビッグデータとは有益な情報はそう多く含まれているわけではないようだ(70頁下段)。換言すれば、データベースソフトウェアで処理できないサイズのデータという(71頁上段)。小島寛之先生によると、統計学は分類のための技術で、記述統計と呼ばれる(99頁)。太郎丸博先生によると、社会学と統計の関係を検討されている。 2014/07/02
おおにし
3
統計学を数学の1分野として考えることは間違い。統計学はどこかで現実の世界とリンクを持つ「帰納的な論理」を備えているという小島寛之氏の指摘に私自身の気づきがあった。他にも統計学の背景となる思想についての議論が掲載されている。統計学を学びながら本特集を時々参照するのがよさそう。2014/10/04
明るいくよくよ人
1
これは、すごい!少なくともデータサイエンスに関わる人は必読の書ですね。統計学についての思想的背景がほんとにすっーと理解できました。社会学の方たちのところは、読んでません。ごめんなさい・・2014/08/28
笠井康平
1
ハーバード・ビジネス・レビューの特集より良いと思った2014/06/10
夏みかん
0
前半はまさにビッグデータと統計学についての話題で興味深かったし面白かったのですが、後半は哲学とか社会学の話題になっちゃってちょっと興味からはずれてしまいとばし読みしました。私は昔から複雑系の話も苦手でやっぱりちゃんと科学なるもの因果律に基づいて欲しい(量子論はちょっと苦手)と思っているので、「こんなん出ました」的な真ん中ブラックボックスみたいな方向にビッグデータの扱いがすすんでいくならちょっと馴染めないなと思いました。2016/09/16