感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
16
雨宮処凛「『あがり』は結婚?」(72-80頁)。昔はゴールインとか言ってた。今は選ばれた人しかできない気もする。「結婚というシステムをなくしてしまえばいい」(78頁)。社会制度としての結婚だから、評者も独身の半人前で発言すれば、同感。息苦しいしくみはやめてしまえばいい。保守には叱られると思うけども。形式だけで愛のない政略だってあるんだからな。綺麗事ではないよ。海妻径子「認知資本主義は婚姻制度を必要とするか」(82-93頁)。ポスト・フォーディズムでは労働力供給過剰が強調(83頁)。男女就業環境変化を指摘。2013/10/20
おおにし
8
雨宮処凛さんのインタビューを中心に流し読み。就活で心身ぼろぼろになって、もう就職はいいから結婚でいいやと婚活へむかう若年女子たち。女子力を上げる婚活は苦しいだけの就活より楽しいと「ステキな奥様」を目指す女子が増えることはやむを得ないこと。しかし結婚する以外に女性が幸せになれるモデルを示せないところに婚活の厳しいリアルがあるようだ。我が家も長女がそのうちこのリアルに直面する。他人事ではない。2013/11/17