感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
2
新書がサイズがでかくなった感じの雑誌のサイズ。土佐弘之先生の「生活者の視点からすれば、つまらないプライドや意地のために、係争地をめぐって隣国と張り合って紛争に巻き込むのは勘弁して欲しい」(68ページ下段)は納得できる。板垣雄三先生の「日本人は、日本の歴史を冷静かつ誠実に反省することを通じて、自分たちのアイデンティティを複合化・多様化しながら、自分たち自身が住まう国民国家の骨格を柔らかなものにすることに、率先して取り組むべき」(76ページ上段)。同感。人名で玄武岩(ひょん むあん)という人がいるとは驚きだ。2013/01/09