感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oz
7
初読。物理学と数学の親和性は本当に不思議。人間が恣意的に設定した数字に基づく数学が、なぜ自然法則に合致し物理学を形成できてしまうのか?この問いには一級の物理学者をしても「不思議」としか言えず、ある種の理論物理学者は一種の直感で新たな法則を予想するが、それを広く一般に解る形にするためにやむなく数学を用いるという。脳内名曲に楽譜を与えるように。この謎を合理的に解決するにはカントを読んで深く理解していくしかないのだろうか。人文科学系の人でも時間はかかるが楽しめる内容だと思います。2010/09/25
miyaina
1
絶対数学者?の黒川信重の文章はいつ読んでもファンシー感をたたえている。本当に自然に数学が“見えている”ようだ。きっと見えてるんだろうなあ…2010/10/25
maki
0
かねてから数学と音楽は似ていると思っていたが、実は音楽に限らず数学と哲学・物理学・語学などの根っこは一つではないかと感じた。2012/02/27