内容説明
仏教の原点、悟りの道がわかる。
目次
序章 ブッダ基礎知識
第1章 覚りへの道
第2章 伝道の旅路
第3章 ブッダの教え
第4章 教えの継承
第5章 仏教の伝播
著者等紹介
田上太秀[タガミタイシュウ]
1935年ペルー・リマ市に生まれる。駒澤大学仏教学部卒業。東京大学大学院修士課程修了。同博士課程修了。駒澤大学名誉教授。駒澤大学禅研究所所長。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろ☆
19
ブッダの歴史。幅広く、そして、結構細かい。手塚治虫のブッダを読み返そうと思う。2016/04/06
白義
4
ブッダの生涯からその後の仏教拡大、具体的な教えと世界観に大乗や上座部、密教など値段を考えると情報量がとても多い入門書。仏教用語は馴染み深いようで意外と馴染みが浅い。例えば八正道や四諦は何となく分かるが、六波羅蜜や十二処・十八界なんてぱっと言われても普通イメージはわかないだろう。この本ではそういう点も段階的に教えてくれるので一気に読むよりは部分部分で分けて読むのがよさそう。一つ一つの項目の掘り下げは普通だが過密で、最終的に日本への伝播まできちんと扱い概ねトータルな仏教理解を得られる費用対効果の大きい本である2017/09/08
ブルー
4
単純で分かりやすい。手軽に読めます。深い部分は他の本を買いましょう。これはブッダ入門書。2014/08/26
マイ
4
図解が多く、ブッダの生い立ちや、仏教というものがとてもわかりやすく書かれている。それにしても、ブッダにしろモーゼにしろ、裕福な家に生まれた人間は、幼い時から考える時間がありすぎるんだろうな。ほとんどの人は日々を生き、自分の事で精いっぱい、貧しい人や病んでいる人、死にかけている人を見て、なにもかもを捨てようなどとは思わない。出家するよりも、良い王となったほうが、もしかしたら人々の為だったのではないのかな・・・2012/07/05
onnn
4
凄く面白い。時が経つと信仰の形も移り変わるものとは思っていたけれど、今の仏教があまりにもシッダッタの教えと変わっていることに驚いた。時代や国によって人々の求めるものは違い、それに合わせて変化も必要だが、大きな一人の統率者がいなくなると維持することは難しいのだと思った。2010/05/29