内容説明
本書は、喫煙が癌や心臓病の主な原因であるという見解の大きな根拠となっている疫学的研究の問題点や誤りを克明に指摘したうえで、癌や心臓病のリスクとしては喫煙よりもストレスやパーソナリティの方がはるかに重要であり、しかもそれらのリスク要因をコントロールすることによって癌や心臓病の予防が可能であることを先駆的な研究に基づき明らかにしている。
目次
第1章 喫煙の健康影響に関する議論
第2章 喫煙を止めれば命は救えるか?
第3章 喫煙と病気との関わり
第4章 喫煙に関する疫学研究の問題点
第5章 喫煙の原因
第6章 成人病のリスクファクターとしてのパーソナリティとストレス
第7章 癌及び冠動脈心疾患における介入研究
第8章 要約と結論