内容説明
新聞や週刊誌各誌で紹介された全開放病棟三枚橋病院を設立してから今日に至る約20年。患者さんと過ごし、仲間のスタッフと共に治療に専念してきた20年。そのおりおりに感じたこと、講演したこと、など、本書は人間石川氏をまるごと読者に伝える感動の書である。
目次
Jさんのこと
病棟一巡
どっちの側に立てばいいのだ?
三枚橋病院を考える
治療空間としての精神病院建築
精神病院の話―一般科看護婦のある研修会で
社会復帰活動―慢性長期在院者を地域へ
私は提案します―麦の家設立に向けて
これからの精神医療―ある家族会の集まりで
頓首九拝〔ほか〕