内容説明
古代イスラエルの人々が神と世界、民族、人間について内省しつつ長い年月をかけて執筆した旧約聖書。その特色ある歴史観、律法、詩文、預言などの中心的メッセージをテーマ別に掘り下げて明快に解説する。旧約学研究の現在をも紹介するユニークな入門書。
目次
1 旧約聖書へのアプローチ―その成立・展開と風土(旧約聖書とは何か;旧約聖書の世界)
2 旧約聖書は歴史をどう描いているか(民の選びの歴史;試練と摂理;終わり・黙示・メシア―終末論の諸態と批判的展望)
3 旧約聖書は人間をどう見ているか(人と人との関わり;人と神との関わり)
4 旧約聖書は現実をどう捉えているか(自然と人間;契約と法;預言者の現実批判;戦争と平和―聖戦)
5 旧約聖書研究史・文献紹介
著者等紹介
並木浩一[ナミキコウイチ]
1935年生まれ。国際基督教大学名誉教授
荒井章三[アライショウゾウ]
1936年生まれ。神戸松蔭女子学院大学名誉教授、同・元学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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