支援のフィールドワーク―開発と福祉の現場から

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790715221
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C1036

内容説明

開発プロジェクトの後の農村、暴力と向き合う児童福祉施設、占領下のパレスチナ…。「支援ある風景」のなかでのフィールドワークを通じて、実践の現場で使えるかかわりの作法が浮かびあがる。

目次

1 つき動かされる―緊急介入が求められる場(占領下のパレスチナとの出会い;日本の児童福祉施設で)
2 板ばさみになる―マジョリティ/マイノリティ間の葛藤の場(精神障害をもつ人たちの隣へ;音声言語と手話のはざまで)
3 ゆらぐ―支援の役割がほころびる場(チリ開発プロジェクトでの偶然の出会い;カンボジア農村でかかわりを模索する)
4 ひらかれる―支援ということばが変わる場(震災後の神戸・長田に生まれた多文化センター;渋川のおばちゃんたちが挑む地域づくり)
5 はぐくまれる―長期的な変化をともに待つ場(ブルキナファソ農村の女性グループとともに;タンザニア農村の一時漂泊者)

著者等紹介

小國和子[オグニカズコ]
1969年、大阪府生まれ。千葉大学大学院修了、学術博士。専門は文化人類学、東南アジアの農村開発。インドネシアやカンボジアで国際協力機構(JICA)の専門家経験を経て、日本福祉大学国際福祉開発学部准教授

亀井伸孝[カメイノブタカ]
1971年、神奈川県生まれ。京都大学大学院修了、理学博士。専門は文化人類学、アフリカ地域研究、関西学院大学社会学研究科COE特任准教授、大阪国際大学人間科学部准教授などを経て、愛知県立大学外国語学部准教授

飯嶋秀治[イイジマシュウジ]
1969年、埼玉県生まれ。九州大学大学院修了、人間環境学博士。専門は共生社会システム論、熊本学園大学非常勤講師、立命館アジア太平洋大学非常勤講師などを経て、九州大学大学院人間環境学研究院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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