内容説明
ホメロス、ヘシオドスをはじめ、主としてソクラテス以前の古代ギリシアの思想家たちを、著者独自の切り口で自由闊達に論究する。半世紀にわたるギリシア思想研究の蓄積を踏まえ縦横に語る「炉辺漫談」。著者自身によるスケッチも多数収録。
目次
第1部 ギリシア思想論考(ゼウスの正義―綱と秤;プロメテウス神話;パルメニデスとゼノン;パルメニデスと龍樹)
第2部 余滴(哲学の始原を求めて;トロイ物語;パルメニデスの故郷;アクラガスのエムペドクレス;デルフォイのアポロンとその神託;悲劇『メディア』とギリシア人の運命観;アテネのアクロポリス;アテネのアゴラとソクラテス;神の渚にて)
第3部 始原としてのギリシア(討議 始原としてのギリシア;付録 日本文化とギリシア文化をめぐるひとつの断章)
著者等紹介
山川偉也[ヤマカワヒデヤ]
1938年徳島市に生まれる。1962年同志社大学文学部文化学科哲学専攻卒業。1967年同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1997年アテネ大学名誉哲学博士。現在、桃山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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