出版社内容情報
PD対象の定性的・定量的調査に基づき、PDの現在・実態を記録する。現代の高等教育や学術体制を照射する、社会的にも意義深い記録。
内容説明
若き科学者のキャリアに夢と未来を!ノーベル賞をめざす若き研究者の不安と苦悩の日々…。
目次
第1部 滞留するポストドクター(ポストドクター問題の背景;素粒子・原子核理論分野のポストドクターの現状;オーバードクター問題からポストドクター問題へ―年齢分布シミュレーションが予測したこの30年)
第2部 ポストドクターの現状について―インタビュー調査結果から見る課題(ポストドクターの声から;理系高学歴者のキャリア形成プロセスの特徴;家族の影響とものの見方・考え方;ソーシャルネットワークの特異性;キャリア実現の障壁となる現実問題とその対応策)
第3部 ポストドクターの就職に向けて―アンケート調査結果からの示唆(ポストドクターの「満足感」の背景;研究活動を通じて獲得した資質・能力;ポストドクターのソーシャルネットワークと他分野進出;ポストドクターが求める支援;ポストドクターの抑うつ傾向と支援策)
第4部 人材活用の方向性(他分野へ進出した者の満足感;日本物理学会キャリア支援センターの役割;専門分野を超えた職種の拡がり)
展望(若い頭脳の活躍の場は無数にある!;物理学に夢とロマンを)
資料編