出版社内容情報
「生まれる」から「死ぬ」までの身近なできごとを問いなおし、そこにひそむ「性差」の圧力を浮かび上がらせる
内容説明
「生まれる」から「死ぬ」までの身近なできごとを問いなおし、そこにひそむ「性差」の圧力を浮かび上がらせる。好評のテキストを全面改訂。
目次
社会学とジェンダー論の視点
生まれる―つくられる男と女
学ぶ―学校にひそむセクシズム
語る―ことばとジェンダーのダイナミックな関係
愛する―性愛とジェンダー
働く―分業を手がかりに
家族する―戦後家族モデルを超えて
遊ぶ―スポーツが育てる「男らしさ」
悩む―DV、ストーカーとジェンダー
演技する―人前で演じられる「女」と「男」
伝える―メディアによる協働は可能か
闘う―フェミニズムの思想と運動
越境する―グローバリゼーションの光と影
老いる―社会的につくられる老い
死ぬ―死と葬送の社会学
著者等紹介
伊藤公雄[イトウキミオ]
京都大学大学院文学研究科教授。文化社会学専攻
牟田和恵[ムタカズエ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授。歴史社会学・女性学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オランジーナ@
3
ジェンダーの入門書。ネット上では、フェミニズム批判が盛んだがそういう人たちは本読まないからフェミニズムなんて理解してないのよね。義務教育で、ジェンダーの話はしっかりやってほしいかな。2022/01/30
小野妹子
1
ライフステージをジェンダーという観点から追っていく、社会学の入門書。同性愛や性同一性障害への法律の対応など、目に見えやすいジェンダー問題も取り扱えば、法律を作っている側に潜むジェンダーへの偏見や差別についても言及しており、性差というものが普段の私たちの生活の中にいかに深く入り込んでいるのかを知った。2015/04/20
まさ
0
ジェンダーから見た社会について人の一生に沿って生まれてから死ぬでをたどっていた。一番私の心に残ったのは教科書にも隠れたカリキュラムというものがあり、また世の中はジェンダーのプロパガンダに溢れているということ。そして常に女性は下に見られていること。もっと女性の立場が上がれば世の中も住みやすくなるだろう。特に今母子家庭の子供の貧困率が目立っている。女性の給料を上げ男女平等にすれば子供の貧困は減るのではないか?女性が家の中で家事をやる時代は終わったのだ、今の世の中では女性も立派な家族の大黒柱だということを忘れな2016/11/30
たるとじい
0
私の周りには、気づいていないけど考え方に性差があるということに気付かされた。印象に残っているのは、死に対しての章ですかね。あと、役割を演じることの便利さとか、言われてみれば確かにと思うことが多かった。2015/05/15
yumix
0
レポート用。2011/06/10