内容説明
青年期の自殺から親子関係、進学、職業選択、少年犯罪の問題まで、生きづらい現実を見透し、不平等社会の真っただなかで立ちすくむ現代日本の若者たちにあたたかいエールをおくる、魅惑的な対話篇。
目次
自殺率について
実力社会のなかの若者たち―プロ将棋の世界で
属性社会のなかの若者たち―歌舞伎の世界で
四つの指標から見た日本社会―『論争・中流崩壊』を読む
大学教育の行方―立花隆『東大生はバカになったか』を読む
中・高校生の価値観の国際比較
「聖」と「遊」への離脱―井上俊「青年の文化」を読む
「聖」への離脱の衰退について
免除職の廃止と大学院
テレビと青少年―日本PTA全国協議会の調査をめぐって〔ほか〕
著者等紹介
渡部真[ワタベマコト]
1952年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。横浜国立大学教授(教育人間科学部・国際共生社会課程)。専攻、教育社会学、青年期の社会学、犯罪社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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