「声」の有線メディア史―共同聴取から有線放送電話を巡る“メディアの生涯”

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790711117
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C3036

内容説明

メディアには「始まり」や「終わり」がある。それは、われわれ人間自身が生きる生涯に似ている―。「ラジオ共同聴取」「有線放送電話」というメディアを生みだし、育み、あるいはその継続や、終焉のときを決める、ほかならぬわれわれ人間社会の、ひとつの物語。

目次

序章 「声」の有線メディア
第1章 “有線放送”と共同聴取の始まり―官と民によるラジオ聴取形態の生成
第2章 ラジオ共同聴取―第二世代有線放送 ローカルな「声」を共有するメディア
第2章補論 「沖縄」の“親子ラジオ”―島のリズムを刻むもうひとつのラジオ共同聴取施設
第3章 有線放送電話(電話編)
第4章 有線放送電話(放送編)
終章 「声」のメディア生成のダイナミクス

著者等紹介

坂田謙司[サカタケンジ]
最終学歴、中京大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。現職、立命館大学産業社会学部助教授。研究領域・テーマ、ローカル/メディア論、音声放送メディア論
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