- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
内容説明
欠陥動物である人間は、制度によって初めて人間になることができる。現代文化の不安と不条理の原因は制度の退廃にあるとする社会学者が見た、社会と美術の並行史。信頼できる客観的世界・リアリスムの崩壊から、自立する主観的世界・キュビスムへの移行と、その後の展開をたどる。
目次
絵画の新時代
対象と画面―省察の発生
キュビスムのなぞ
パウル・クレー
カンディンスキーとモンドリアン
最初の困難
表現主義
政治を超える自由
注釈の必要性
マニエリスム問題〔ほか〕
著者等紹介
ゲーレン,アーノルト[ゲーレン,アーノルト][Gehlen,Arnold]
1904年、著名出版社の息子としてライプチヒに生れる。1934年、恩師ハンス・ドリーシュの後を受けライプチヒ大学哲学正教授。その後のケーニヒスベルク大学、ヴィーン大学での講義は兵役のためしばしば中断される。1945年、将校としてオーバーシュレージエンで重傷を負う。1947年、フランス占領地区シュパイアー行政大学社会学教授。1962年、アーヘン工科大学に新設の社会学研究所教授。1976年、ハンブルクで没。『人間』、『人間の原型と現代の文化』、『モラルと超モラル』等に代表される独特な人間・文化・社会の理論は諸外国でも翻訳・利用・拡張されている。1989年ゲーレン国際学会では「若くして古典家(Klassiker)になった人」と評された。弟子レーベルクによる全集出版中
池井望[イケイノゾム]
1923年、(旧)台湾・台北市に生まれる。1947年、京都大学文学部(旧制)ドイツ文学専攻・卒業。(旧西独)アーヘン工科大学で社会学・人類学をゲーレンに学ぶ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 研究社日本語教育事典