日常的実践のエスノグラフィ―語り・コミュニティ・アイデンティティ

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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790709503
  • NDC分類 389
  • Cコード C3039

内容説明

社会システムの変革をも可能にする、ダイナミックな力を秘めた慣習的行為―そんな「日常的実践」を徹底して洞察し、新たな知的世界の創造を志す。国立民族学博物館の学際的共同研究の成果。

目次

日常的実践のエスノグラフィ―語り・コミュニティ・アイデンティティ
第1部 実践としての語り(想起の発達史―自白の信用性評価のために;身体化された思考―グイ・ブッシュマンにおける出来事の説明と理解;語る身体、分裂する主体―スールーにおけるシャーマニズムの言語行為論)
第2部 実践するコミュニティ(問題系としての実践コミュニティ―アメリカの小学校のなかの日本人;武術教室における身体技法の習得―「線」の感覚を手がかりに;外科医のユートピア―技術の修練を通してのモラリティの探究 ほか)
第3部 実践のなかのアイデンティティ(アイデンティティの識別不能地帯で―現代マプーチェにおける「生成」の民族誌;硬直する身体―南タイにおけるムスリムと仏教徒;HIVとともに生きる主体―ニューヨーク市ブルックリンにおけるサポートグループの事例から ほか)