内容説明
古代ギリシャで、近代アメリカで、現代ヨーロッパで―人々は心身の癒しを求めて草や花を育て、水に触れ、星を見上げた。豊富な資料をもとにその軌跡を解き明かす、ヒーリングの系譜学。
目次
序章 「癒し」の現在
第1章 癒しの語源学
第2章 養生の系譜学
第3章 人を知り運命を占う
第4章 ペルソナとしての骨相と人相
第5章 癒しの磁場
第6章 植物の癒し
終章 「癒し」のプロブレマティーク
著者等紹介
鈴木七美[スズキナナミ]
1958年仙台生まれ。東北大学薬学部卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程修了(博士・学術)。京都文教大学人間学部文化人類学科助教授。歴史人類学・医療人類学専攻。著書に『出産の歴史人類学―産婆世界の解体から自然出産運動へ』新曜社、1997年(第13回女性史青山なを賞受賞)
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